いぬかみっ! 14 完結編(下)を読んで
いぬかみっ! 14 完結編(下)が発売されました。いよいよこの巻で完結です。上巻がいい所で引いたまま終わり気になっていたため、私は土曜の夜に徹夜で一気に読んでしまいました。ページ数が今までで最高の分厚さです。
神々の試練に立ち向かうため、今までに登場した啓太に縁の者達(ヘンタイ・モノノケ含む)が彼の下に集結します。特に、格闘家なでしこ、セクシーともはね、策士カオル(妹の方)が大活躍!目指せみんなで温泉旅行!
以下はネタバレを含みますので、未読の方はご注意下さい。
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「なでしこ」について。
自分を犠牲にしてまでも、みんなのために神々の試練(ライター10回連続着火)に孤軍奮闘する姿が健気でした。失敗して絶望する姿が痛々しかったですが、それだけに後半の仲間と共に協力して闘う喜びを知った彼女に、読んでいるこちらまで嬉しくなりました。それにしても策士としてのイメージが定着していたので、格闘戦をする描写は新鮮でした。彼女は薫の側で微笑む姿が一番しっくりきます。いつまでも薫とお幸せに。
「ともはね」について。
10巻の一時的に成長した話や、上巻の薬作りの話が複線になっているとは意外でした。ナイスバディになった彼女のイラストが無いのが残念。今回は啓太やカオルを背に乗せてがんばります。でも、大きくなっても中身はお子様。将来は犬神最強かもしれませんが、私はかわいい妹分の彼女が一番のお気に入りです。あんそろじ〜の書き下ろしに出てきた後輩のにいらみも登場し、ifの物語との関係が気になります。
「カオル」について。
今回、一番意外な成長を見せたのが彼女でした。策士カオル爆誕!啓太を優しいと言いつつも甘いと評価する判断力。神を翻弄するその知略と度胸。兄のスタイルに似た犬神の指揮能力。ともはねと並ぶ成長株です。薫の犬神みんなが彼女を認めて集結したシーンは感動物です。カオルとともはねがコンビを組んだ物語を読んでみたいものです。
「ようこ」について。
なでしこの命を救うため、自ら代償の担保として名乗りを上げた彼女。上巻の友達発言に続き、いいところを持って行きますね。第1巻の頃と比べてなんと成長したことか。ただし人質となって閉じこめられたため、中盤の出番が無かったのは残念でした。それでも最後は啓太といい雰囲気で良かったですね。
「啓太」について。
いままでの物語で築いてきた信頼関係がここに集約されます。白山名君(カエル)との再会も嬉しいエピソードです。啓太はあまりに懐が大きすぎてすごいキャラクターですね。人(ヘンタイ含む)もモノノケも関係なく縁をつなぎ、それを力としています。犬神使いを使う"犬神使い"の戦いは圧巻。もしもこのアクションシーンをアニメ化するとしたらかなり大変でしょうね。
<総括>
全ての仲間が、たとえ小さくても自分の全力を出して協力する姿に感動です。猫の留吉の決意と努力が仮名さんの窮地を救い、それをスタートとしてドミノ倒しのように逆転劇がつながっていく構成はすごいですね。
いぬかみっ!の物語はこれで完結な訳ですが、何故か終わった気がしません。これからも同じような日常が繰り返されていくのでしょうね。番外編として短編集を出してくれないかな?まだまだ続きが読みたいですが、次回作も楽しみです。
ところで、薫(兄)の本名って結局何?
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